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麻痺によって歩行困難であったが復職できた事例
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こんにちは!
リハスタジオ アメイズ長谷川です。
今回は、以前担当していた方のリハビリについてお話していきたいと思います。
- 利用者様紹介
40代男性
左麻痺
復職を目指してリハビリ開始
私が病院に勤めていた頃に担当させて頂いた方ですが、脳梗塞の後遺症で左麻痺がある方でした。
初めは車椅子に座っている事がやっとの状態でした。
復職に向けてリハビリを開始し、会社までの通勤には電車移動が必須条件でした。
リハビリでは、まず座るための練習を行い、安定して座れるようになったら立位練習や歩行練習を行っていきました。
立位練習を始めた頃、体幹と足の安定性が悪く立っていられても10秒程度が限界の状態でした。
10秒以上立っていようとすると、膝が曲がってしまいバランスを崩して転倒しそうになっていました。
毎日リハビリを行うことで、徐々に麻痺の状態は改善し、立位バランスが良くなったことから歩行練習を実施できるようになりました。
もちろん、最初からスムーズに歩けた訳ではありません。歩行練習では、麻痺側で体重を支える練習や階段を使って踏ん張る練習など実施しました。毎日のリハビリと自主トレーニングをコツコツと行ってくれていたことが実となり、装具を使用し杖を着いて一人で歩けるようになりました。
その方が使っていた装具はゲイトソリューションという膝から下の装具になります。
※イメージ図
病院内では一人で歩けるようになりましたが、目標の復職に向けては屋外歩行の安定性も必要になってきます。屋内と屋外では地面から伝わる感覚に大きな差があり、デコボコな道や小さな段差などの影響により恐怖心が伴いやすいです。
屋内では歩けるのに屋外に出ると上手く歩けない。
といった事はリハビリをしていて多く聞かれる悩みの一つだと思います。
何度か屋外歩行を実施することで感覚を慣らし、脳に安全だと学習してもらうことで、この方も自信をつけて歩いて頂くことが出来ました。
しかし、通勤には外を歩くほかに電車移動が必要だったため、電車の乗車練習も行いました。
電車に乗る前は「久々だし緊張する」など、不安が大きかったようですが、いざ乗ってみると不安要素は解消され、「何とか電車に乗るところまで回復出来て良かった」と笑顔が見られました。
普段、物静かな方だったのでこの時言って頂いた言葉と笑顔は今でも鮮明に覚えています。
退院後、無事に電車に乗って自宅から会社まで1時間弱の道のりを通勤できている知らせを聞いたときはとても安心しました。
入院から約半年、この方の目標であった復職は達成する事ができました!
ですが、その後お話を聞くと何とか通勤はできているが、まだ躓いたりふらついたりはしているとの事でした。
また、電車も座れれば問題ないけど、立っていなければいけないときは少ししんどいとの事です。
退院後も「リハビリが受けられる場所があれば行きたい」とその方は仰っていました。当時は自費のリハビリを行っている場所は少なく、私も提案することが出来ませんでした。
この方のように退院後、リハビリを必要としている方は多くいると思います。
また、リハビリを行った方が良い方も絶対にいると思っています。
そんな悩みや不安、もう少し動きを改善したい!
と、リハビリをしたいけど、どこに行ったらいいか分からない方もアメイズに来て頂ければ、その不安が解消できるようにしっかりとサポートさせて頂きます。
不安が解消されることによって、生活の幅は格段に上がると思います。
まずは体験からでも来所お待ちしています!