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2022.07.15

脳出血に伴い左麻痺を呈した50代男性 ~外出が出来る様になるまで~

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奥様とマンションに2人暮らし

家の中は1本杖で生活しており、家の外は装具を着けて4本杖で歩いていました。

 

【介入当初】

家の中での生活は移動やトイレはお一人で行く事ができていましたが、

お風呂や服の着替えに時間がかかり、奥様に手伝ってもらっていました。

奥様はまだ見守りが必要だから外に出るのが心配との発言聞かれ、

活動範囲が自宅内のみと範囲が狭い状態でした。

本人はリハビリにはとても意欲があり、奥様が少しでも楽できるように身の周りの事は

一人でやりたいとの希望が聞かれていました。

リハビリではまずは自宅内で安全に動作を行うために動作を確認に奥様同席の下

行いやすい動きや注意した方がいい動きを明確にし、リハビリ以外でも

実施してもらいました。

 

【介入3か月後】

自宅内でのリハビリはベッドの上での運動や、立位での麻痺側への荷重訓練、

屋内での歩行中心に介入したことで、

立っている時間の延長やバランスが良くなりました。

また自宅内にてベッド上での運動や、屋内の歩行練習などの自主トレーニングを提案し

筋力・体力の向上を図りました。

徐々に運動負荷を増やし、自宅の前の道を歩くなど歩行距離も伸ばし

運動量、活動量を増やしていきました。負荷が増えたことで麻痺側の疲労感や痛みが

出現したこともありましたが、継続して行っていくと訴えはなくなりました。

 

【介入半年後】

麻痺側の筋力・体力共に向上したことに伴い、屋外歩行も開始し始め、

リハビリの様子を奥様に見てもらいながら実施したためか、

奥様から「一緒に外出してもいいか」と聞かれ注意点を話し合いながら

実施してもらうことにしました。

麻痺の影響により屋外歩行は装具を着用し実施していました。以前は奥様が主体となり動作を実施していましたが、この頃からご本人と奥様がやりやすいやり方を

相談することが増え、こちらに質問することが更に増えてきました。

ご本人も自分の考えで動作が出来る様になったことに対して喜んでいる様子もあり、奥様に手伝ってもらうこともありますが自身で身の周りの事をすることが増えました。

初めての外出は奥様と近隣のスーパーへの買い物へ行くとの事だったため、自家用車への乗り込み練習や、スーパーの中を歩く体力向上のための屋外歩行の距離を延長、

屋外を奥様と歩くため奥様への介助指導中心に実施しました。

実際に買い物に行った際はお客さんが多いため、人気のない場所のみで歩行を行ったとの事でしたが、ご本人奥様共に外出出来たことに満足されていた印象でした。

 

【介入1年後】

活動範囲が拡大したことで、麻痺側の脚の筋力も増え、耐久性が向上したことで、

奥様と2人で外出する頻度も増えました。また買い物だけでなく、公園などで屋外歩行も実施し始め、奥様の車の運転で外食をしに行くなど活動的になりました。

ご本人からも動ける範囲が増えて嬉しい、買い物に行くときは荷物を背負えば奥さんを

手伝うことができると嬉しそうに話してくれました。

奥様も脳出血でご本人が麻痺になった時には家から出られないのではないかと

不安だったそうです。

今は外に出る事とも出来るようになり色々な所へ外出することができるようになったので

いつか旅行に行ってみたいと嬉しそうに話してくれました。

 

 

【まとめ】

依然として身の回りの手伝いが必要な場面はありますが、活動範囲が拡大したことでご本人が奥様を手伝うという役割が増え目標に少し近づけたかと思います。

今回は奥様が協力的だったため、リハビリ以外での時間に運動も行ってくれていました。

 

在宅でのリハビリは週に2~3回で40~60分と制限があり、

屋外での活動も多くは行いにくいのが現状です。

 

リハスタジオアメイズでは在宅とのリハビリも併用でき、90分と長い時間実施することが可能であり、一人ひとりに合わせて運動等も実施していきます。

まずは見学からでもいいのでお越しいただければと思います。

 

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(はまリハ訪問看護リハビリステーション青葉内)

 

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