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2022.10.07

原点 ~初めての脳卒中の方とのリハビリ~

ブログ

リハスタジオ アメイズ 樋口です!

 

今回は私がこれまでに経験した脳卒中の方とのリハビリについてお話したいと思います!

 

私が入職して初めて脳卒中の方を担当させていただいた時のお話です。

その方との出会い・リハビリは今でも覚えています。

同時にリハビリの凄さ・難しさ・やりがいを学ばせていただきました。

 

簡単にその方の紹介をします。

 

A様

男性

50歳

診断名 クモ膜下出血

症状 右半身マヒ、失語症

ご本人の希望 歩けるようになりたい、自営業の仕事に復帰したい

 

右の半身マヒは脱力した状態、

感覚も重度のマヒでした。

病院内では車いすでの生活を送られていました。

 

出会った当初は、表情も暗く、失語症により思うように会話もできず、

現状を受け止められない状態でした。

 

そんな中で、1日3回、理学療法、作業療法、言語聴覚療法のリハビリが始まりました。

 

ご家族様も毎回リハビリを見に来られ、

早く家に帰りたい

歩けるようになりたい

仕事復帰したい

 

ご本人の気持ちが後押しをして、

やる気・表情も明るくなってきました。

 

失語症もリハビリ・会話をしていく中でコミュニケーションが取れるようになりました。

 

感覚に重度のマヒがありながらも

新人である私の指導を積極的に聞いてくれました。

そんな姿に私も感化され、『リハビリで絶対に歩けるようにしたい』とより一層強く思いました。

 

歩く際にぶん回し様になってしまい、

『もっとカッコよく歩きたい』

『膝が突っ張ってしまう』

『つま先が上げられるようになりたい』

『装具なしで歩きたい』

リハビリをしていく中でご本人からそういった希望も聞かれました。

 

新人の私は必死に勉強し

研修にも行き

低周波治療(電気治療)にもトライするべく、

上司に有効性を説明し、リハビリドクターにも許可を直接もらいに行きました。

症例発表も行い、院内・院外の先輩セラピストにも助言を頂きました。

いろいろとチャレンジをしました。

 

脳出血

ご本人の若さ

ご本人のやる気

リハビリ

 

これらが相乗効果を生み、ご本人はみるみる回復していきました。

病院内移動が車いすレベルからT字杖歩行(自立)まで改善したのです!

装具は着用していますが、屋外歩行も行えるようになりました!

 

リハビリでこんなに良くなるのかという経験

それでも退院までに残った課題の難しさ

を感じました。

 

無事にA様は自宅に退院されました。

 

それから1年後くらいでしょうか

 

突然、病院のリハビリ室に

『おーーーーい』と声が

 

なんとA様が会いに来てくれたのです!

 

『あれからさらにリハビリ頑張って、ここまで動けるようになったんだよ』

と言いながらマヒ側の手を高く上げて見せてくれました。

 

『杖持って歩いてるけどあんまり使ってない』

とT字杖をプラプラさせながら笑顔で。

 

仕事も友人が行っている仕事を手伝っていると。

 

入院当時の表情からは想像できない

とても充実した顔をされていました。

 

リハビリって凄い

そして退院後も様子を伝えに来てくれる関係性

A様の笑顔

 

『リハビリを通じてなんでも言い合える関係性』

『良くなるためにお互いに必死にリハビリをする』

私の理学療法士としての理想・原点です。

 

 

あなたの『少しでも変わりたい』という気持ち

それだけあれば十分です!

 

今の生活に+α(プラスアルファ)してみませんか?

 

私と一緒に変化を起こしましょう!!

 

↑↑病院時代の樋口

 

 

体験はこちら

 

045-532-8606

(はまリハ訪問看護リハビリステーション青葉内)

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